①設置場所 鹿野園町八坂神社北西約100m
出典・詠人 万葉集⑳4319 大伴 家持
掲示板表示 高圓の秋野のうへの朝霧に 妻呼ぶ雄鹿 出で立つらむか
解説 高円の秋の野に朝霧がかかっているけれど、その中で牡鹿が妻のことを
呼び出で立っていることでしょうか。
平成25年度事業で設置
②設置場所 鹿野園町新池堤
出典・詠人 万葉集⑥981 坂上 郎女
掲示板表示 猟高の高圓山を高みかも 出で来る月の遅く照るらむ
平成24年度事業で設置
③設置場所 藤原町神社境内
出典・詠人 万葉集⑧1571 藤原 八策
掲示板表示 春日野にしぐれ降る見ゆ明日よりは 黄葉かざさむ高圓の山
平成24年度事業で設置
④設置場所 八島町嶋田神社境内
出典・詠人 万葉集⑮3728 中臣 宅守
掲示板表示 あおによし 奈良の大路は 行きよけど この山道は 行き悪しかりけり
解説 奈良の大路は楽にあるけるけれど、この山道は通ってゆくのが大変でした。
平成25年度事業で設置
⑤設置場所 八島町新池堤
出典・詠人 日本書紀96 勾大兄皇子
掲示板表示 八島国 妻枕きかねて 春日(はるのひ)の春日(かすが)の國に
麗し女を有りと聞きて
平成24年度事業で設置
⑥設置場所 山町大川池堤
出典・詠人 万葉集⑳4293 元正天皇
掲示板表示 あしびきの山行きけむ山人の 我に得しめし山づとそこれ
解説 山に行ったところ 山人が、私にくれた山のみやげだよ
※ 山づとそこれ→山のみやげがこれである
(みやげが何であるかは不明)
※印 日本文学全集 萬葉集 (小学館刊)による
平成24年度事業で設置
⑦設置場所 山町799番地 町管理地(藤本自動車の西側)
出典・詠人 万葉集①18 額田王
掲示板表示 三輪山を然も隠すか雲だにも 情けあらなむ 隠さふべしや
解説 三輪山を、まあそんなふうに隠すものか。せめて雲だけでも情けがあって欲しい。
隠すなんてことがあってよいだろうか。
平成25年度事業で設置