万葉歌詠標
| 場 所 | 掲示板表示 | |
| ① | 鹿野園町八坂神社北西約１００ｍ |
高圓の秋野のうへの朝霧に 妻呼ぶ雄鹿 出で立つらむか |
| ② | 鹿野園町新池堤 |
猟高の高圓山を高みかも 出で来る月の遅く照るらむ |
| ③ | 藤原町神社境内 |
春日野にしぐれ降る見ゆ明日よりは 黄葉かざさむ高圓の山 |
| ④ | 八島町嶋田神社境内 |
あおによし 奈良の大路は 行きよけど この山道は 行き悪しかりけり |
| ⑤ | 八島町前池堤 | 八島国 妻枕きかねて 春日の春日の國に 麗し女と有りと聞きて |
| ⑥ | 山町大川池堤 | あしびきの山行きしかば山人の 我に得しめし山づとそこれ |
| ⑦ | 山町799（藤本自動車西側） | 三輪山も然も隠すか雲だにも 情けあらなむ 隠そふべしや |
| ⑧ | 山町東口田畔 | あしびきの山に行きけむ山人の 心も知らず山人や誰 |
| ⑨ | 帯解寺境内 | 春霞棚引く今日の夕月夜 清く照るらむ高松の野に |
| ⑩ | 奈良東病院北方 | 冬こもり春へを恋ひて植ゑし木の 實になる時を 片待つ我ぞ |
| ⑪ | 高樋町半鐘台付近 | 一本のなでしこ植ゑしその心 誰に見せむと 思い染めけむ |
| ⑫ | 正暦寺境内 | 秋山の黄葉を茂み迷ひいる 妹を求めむ山道知らずも |
| ⑬ | 弘仁寺付近 | 汀きはに立もよられぬ山賤の 影はづかしき清澄の池 |